いざブログを立ち上げ初めてテ-マを決めていくと、「どんな人をタ-ゲットとしたブログにしようかな?」というところで深く考えてしまう傾向にあります。
この「タ-ゲット設定」とか「ペルソナ設定」の段階で、妙に考えすぎてしまうケ-スもよくあるので、この記事では、タ-ゲット設定や、タ-ゲットを定める場合のポイントなどをお話ししたいと思います。
結論からいうと、具現化してタ-ゲットやペルソナ設定を絞り込みすぎてしまうと、かえって不必要な絞り込みになってしまう可能性が高くなります。
「具現化」っていうのは、例えば年齢層、職業、家族構成、住まい、などなどですね。
こんな感じで具体的にタ-ゲットを絞りまくる必要があると考えて情報発信をスタ-トする人も多いのですが、これ、全部やめた方がいいです。
マ-ケティングの世界ではよく「タ-ゲットを絞りましょう!!」などと言われているみたいなのですが、これ、全部ウソです。
そりゃあウソっていうのは言い過ぎですけど、的外れなペルソナ設定をしてしまう多いです。
せめてちょっと、今回の話を聞いてみてください。
目次
そもそも、タ-ゲットを”定める”必要はあるのか?
当然ですが、このタ-ゲット設定は「どんなテ-マで情報発信をしていくのか?」が前提になります。
例えば「アフィリエイトで稼ぐ」というのを主なテ-マにしているメディアなら、当然ながら「アフィリエイト」とか「ビジネス」とか「お金稼ぎ」に興味のありそうな人をタ-ゲットにしていくのが自然でしょう。
自分がその先で売る商品と、より属性がマッチしているであろう客層をできれば集めていきたいわけです。
でも、ここでちょっと考えてみるべきなのは、そもそもそういうタ-ゲット設定を、こっちからわざわざガチガチに定める必要があるのかどうか?ということです。
ペルソナ設定をすることにメリットはあるのか?
例えば、「アフィリエイトで稼ぐ」というのが主なテ-マの情報発信をするとして、それでわざわざ、こっちからタ-ゲットの人物像を事細かに絞って設定する必要はあるのでしょうか。
よく聞くパタ-ンが、「このブログのタ-ゲットは40代男性のサラリ-マンです。」みたいに、年代や性別などを事細かに設定して、それをタ-ゲットと定めようとするケ-スです。
(このように、年齢や性別や家族構成や住まいや職業などなど、そういう要素を事細かに具体的にして、それをタ-ゲットとするのを、巷ではよく「ペルソナを設定する」と言われています。)
この場合は、もうブログのタイトルからしてそんな感じで「アラフォーサラリ-マンのためのネットビジネス講座!」みたいに設定するような人さえいます。
まあ、ブログタイトルとかがそういうのであっても全然構わないです。
でも要するにここで大切なのは、やはりどこまで行っても「その先で提供している記事の質やコンテンツ」に尽きるのである、ということです。
結局のところ文章が訴求するかどうかの成否はタ-ゲット設定にはない
例えば、僕のブログやメルマガを読んでくれる方の中にも、40代のサラリ-マンの方もたくさんいます。
でも、僕は別に、「40代のサラリ-マンをタ-ゲットにして集めたい」と思って情報発信をしているわけではありません。
かたや、40代のサラリ-マンをタ-ゲットに設定したものの、なかなかそのタ-ゲットに近いお客さんが集まってこないというようなブログだって他にたくさんあると思います。
つまり、いくら、タ-ゲットの具体的なファクタ-をこちら都合で絞ったとしても、結局のところ、集まってきてくれた人にとってその文章(コンテンツ)が訴求するかどうか?によって要因は決まります。
別に、こっちからわざわざ具体的に年齢や職業、住まい、家族構成などを限定したところで、じゃあその絞り込みが特定の当てはまるタ-ゲットにとって訴求できるものなのかどうか?は全く別問題ということです。
お客さんの知識レベルに応じてタ-ゲットにするのはどうなのか
あるいは、「このブログの対象は”アフィリエイトの初心者”」というように、客層のレベルや意識段階に応じてペルソナ設定をするケ-スもよく聞きます。
このような「ペルソナ設定」は色んなところで語られているのでそのように定めてからスタ-トする人が多いと思うのですが、実際のところ、どう思いますか?
そういうペルソナを設定して、本当に効果的にそのタ-ゲット達に訴求できそうな文章を書けそうですか?
ここでもし、ボンヤリとでも「な-んか、そういうペルソナ設定ってしっくりこないんだよな〜」と感じたのなら、多分その感覚は正しいと僕は思います。
まあ僕ごときが「正しい正しくない」を決めるのもおかしいんですけど(笑)
例えば、「自分が今はアフィリエイト初心者だから、このブログは自分よりも初心者の人をタ-ゲットにしています」みたいな決め方をする人もいるのですが、そういう記事ばかりを書いてしまうと、「そういう知識を知りたい初心者さん」しか集まらなくなってきます。
これは要するに、「アフィリエイト初心者のためのお役立ちブログ」みたいなものを目指しているようなものなので、これを今からゼロ状態から作っていく旨味はほとんどないです。(大変だし、すでにそういうメディアはたくさんあるし)
もちろん、話す内容が「アフィリエイトの仕組み」みたいな記事であれば、当然ながら初心者を対象とした記事の書き方になってくるのが自然でしょう。
でも、わざわざこちらから、全てにおいて「初心者さんをタ-ゲットにする」というような意識を持つというのは、ちょっと不要な絞り込みです。
こんな感じで、巷で言われているようなペルソナ設定って、認識の仕方によって至る所で目の付け所がズレてくる可能性がけっこうあります。
まあ、上述したようなペルソナや人物像を具体的に設定したとしても、そこで、より鮮明に、本当に生き生きした人間をイメ-ジさえできて、それで自分がスラスラと文章が書けるようになるのであれば、それはそれで一向に構わないと思います。
要するに何が言いたいかというと、タ-ゲットって、具現化された「特定の人」ではなく、もっと上位概念である「悩みや願望」に定める方が、より考え方としてはしっくりきやすいということです。
タ-ゲットは相手の悩みや願望、「人の心」に定める
まあ、この辺はもう、宇崎さんのこの記事に詳しく書いてあるので、これを見るのが早いでしょう(笑)
http://copyrighting-supremeprinciple.net/?p=873
要するにこの記事で言っていることは、
・巷のペルソナ理論のような人物像設定は必要ない
・必要なのは「内面的イメ-ジ」に訴求した文章を書くこと
というところです。
先ほども言いましたが、例えば僕のブログの場合、わざわざタ-ゲットを「40代でアフィリエイトに興味があるサラリ-マン!」とペルソナを設定したわけではありません。
そうではなく、あくまで「アフィリエイトやビジネスで稼ぎたい・興味がある」という、「欲求や願望」を抱いている人に訴求できるようなコンテンツを作っていったというわけです。
だから、僕のメディアにはもちろん40代の人だけしか集まらない、ということもありませんし、10代〜60代以上と、性別や職業を問わずに色んな人が集まってくれています。(どこから集客するのか?も要因となります)
中には中学生とか80代の方からもメッセ-ジをもらったりします。
仮に僕が「40代のサラリ-マン男性で、家族構成は子供3人、都内在住で、毎日満員電車にクタクタで、営業をやってる人、年収は400万円くらい」のような、より具体的なペルソナを描いていたとすればどうなるでしょうか。
そうなると、もしかすると言葉の節々で、「あなたは毎日頑張っています。満員電車でクタクタで、いけすかない年下の上司に怒られて・・・」みたいな感じで、必要以上の「決めつけ」が文章に反映されてしまう可能性も出てきてしまいます。
別に、そうやって、特定の属性の人に訴求しやすい要素が書いてたら結果的に含まれる、ということ自体はいいと思います。
それはオリジナリティだし、むしろ結果的にそういう色がある方が面白くなったりするかもしれません。
でも、わざわざ「稼ぐ」がテ-マの一つであるブログで、余計な要因を特定するペルソナ、タ-ゲット設定をする必要はないと思います。
「稼ぐ」がテ-マ(の一つ)であれば、そのまま「稼ぎたい」という悩みや欲求にまつわる概念をタ-ゲットにしていくべき、ということです。
まとめ 必要のないタ-ゲット・ペルソナ設定はしない方が良い
さっきもどこかで言いましたが、その設定をすることによってプラスに働きそうであれば、そういうペルソナは設定してもいいでしょう。
でも、それは、そうやって設定したところでその人物像が「生きた人間」として明確にイメージできるのであればの話です。
例えば、物販ASP広告の、成約に特化したぺ-ジを作る際は、巷で言われるようなペルソナ設定は、普通に有効だと思います。
(根本的に「30代の女性をタ-ゲットにした商品を売る」という時など)
でも、そういうペルソナを絞り込む必要がない悩みや願望が情報発信のテ-マなのであれば、わざわざこっちからそれを設定する必要はないということです。
絞ることによってより訴求力が強まると判断したのならいいでしょう。
でも、大抵の場合はそういうことってあまりないので、やはり外してはいけないポイントはあくまで、「悩みや願望」に向けて文章を書いていく、ということです
追伸
「アラフォー サラリ-マン ネットビジネス」で検索すると、たまたま僕の知人(クライアントさん)が1ぺ-ジ目に出てきたのでついでにシェアしておきます笑
http://tknetbiz.com/
この方は、それこそブログタイトルは超ありきたりですが(失礼)、副業でせどり+アフィリエイトで本職の給料以上を稼いでいる人です。
要するに、そういうのよりも発信しているコンテンツが全てだということですね!
何の意図もないですけど、たまたま武田さんのブログがヒットしたので紹介しておきました。
副業サラリ-マンの方はぜひ参考にしてみてください!(笑)
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